【引っ越しのため手放す本をせっかくなのでレビュー】4冊目「キミは他人(ひと)に鼻毛が出てますよと言えるか/北尾トロ」

キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか/北尾トロ

★×6

小心者のライターが、普段からやりたいんだけどなかなかできないちょっとしたこと
(例えば「友人に貸した2000円を返してもらう」「競馬で30万円一点買い」)、
を実践するレポート。
こういう、「ただただ面白い、笑えるというノンフィクション本」みたいなものは、
最近減ってきましたね。

【引っ越しのため手放す本をせっかくなのでレビュー】3冊目「なまづま/堀井拓馬」

なまづま/堀井拓馬

★×7

わりと楽しめました。お奨めです。このブログでは★×10が満点の評価で、1点刻みで
採点にしばっているのですが、★×7.5ぐらい与えても良いと思います。
一気に読んだ記憶があります。

【引っ越しのため手放す本をせっかくなのでレビュー】2冊目「恋する原発/高橋源一郎」

恋する原発/高橋源一郎

★×6

高橋源一郎は、我々が震災後感じた、強迫症のような症状のまま、
衝動的に作品を書いている印象。作家としては正しい行いだと思った。
相変わらず不愉快な感じがたまらなくいいですね。
チャリティのためのAVを作るという感じがまた何とも。

【引っ越しのため手放す本をせっかくなのでレビュー】1冊目「博士の愛した数式/小川洋子」

さて、実は自宅の引っ越しが近く、これまで読み終わった本を手放すタイミングなのであるが、段ボールに貯まった1年分の読了済みの本について、 特に感想を書き記しておきたい作品を、1行ずつコメントを入れながらブックオフの担当の人が来るまで続けてみたいと思う。今、ブログ界で流行している、推敲せずにとりあえず書いちゃうやつです。果たして何冊記しておけるだろう。

博士の愛した数式/小川洋子

★×5。本当は★×5.7ぐらい。でも小数点以下は切り捨てると決めたから★×5ですね。
この本の内容については特に僕のほうで考察を加えるまでもない良くできた純正のエンターテインメントだが、
この本が売れているという現象にはなんだか記しておきたいものがある。

どうして一部の文系の女性は数学に対して、魔法を使える人みたいな扱いをするだろう。
この本が売れているということは“一部”はある程度母数として多いのではないか。
身の回りのことが自分で出来ない、だけど素数については誰よりも見識がある“博士”を
どうしてこんなにもロマンティックに描けるのか。(皮肉として)
数学はロマンティックではなく、真理である。
それは区画された高層ビル街のように、“お化け”のような文学的な不確かなものを排除したものである。
ということは本来そこにはロマンティックは存在しないはずだ。
なのに、ああ、なのに。数学はそういうもんじゃないのに。。。何この違和感。。
元理系のライターはそのように考えているの皆さんはどうか。

ところで、ちょっと冗長だと思わない? 僕はそう思う。

【告知】B&Bに、またまた登場します。今度はみんな大好きなグルメだよ!!

さてさて、2回に1回告知をはさむことでおなじみの梅田ブログです。

またまた、私、梅田が下北沢の素敵な書店「B&B」に登場します。

下北沢経済新聞×プロの食いしん坊による“下北B級グルメ”探究
http://bookandbeer.com/blog/event/20130420_bt/

はい、タイトルだけ紹介すればあとはもう書くことはないぐらい明確な内容ですね。
出演者の「プロの食いしん坊」は、柳生九兵衛さん。
B級グルメ界ではものすごく見識の広い人として名が通っております。

この食いしんぼの柳生さんと一緒に、下北沢のグルメをたくさん紹介しちゃいます!

と言うことは…
1250662287_photo

http://shimokita.keizai.biz/headline/733/

こんなよだれが止まらなくなるようなメニューがたくさん登場するみたいですよ!

注目の対決テーマは…
1292321509_photo

http://shimokita.keizai.biz/headline/1079/

カレー!!

1365750871_photo

http://shimokita.keizai.biz/headline/photo/1749/

ラーメン!

そして、「洋食」と「定食」!

これぞ4大B級グルメ!!

 

地元に根ざした媒体、下北沢経済新聞と、B級グルメ王の柳生さんがガチで料理プレゼン対決!

どっちのお店に行きたくなるかを競います!!

 

4月の新生活で下北沢に詳しくなりたいという方もぜひ遊びに来てください。

え!? どっちを応援するかって? もちろん…

1339755419_b

http://shimokita.keizai.biz/headline/1530/

でしょ!!

マジで。いったん内沼晋太郎さんの選書を体験しに、下北沢まで遊びに来てください。

昼間から夕方にかけてが開演時間なので、終わったらみんなでご飯を食べに行きましょう。今年東京に上京した人も、これで下北沢に友達がたくさんできるね!!

【movie】さや侍(2011・日本)


(↑ Blu-rayも出てるけど通常のDVDで充分)

★★★★★★(6点/★は10点満点)

先々週、映画館公開は逃した松本人志監督の「さや侍」をDVDで観た。

松本人志監督は、日本の映画好きな人には評価されていない人だと思う。
この人の映画をまっすぐに評価する人を僕はあまり聞いたことがない。

みんな
「う、うん、テレビのコントの延長って感じで面白かったね」
「まっちゃんの姿がスクリーンで見れるってのはいいよねえ」
と言うんだ。僕も人に感想を聞かれたら肯定も否定もせず、そう言う。

テレビ番組「ごっつええ感じ」(1991~1997)で最も才気走ったコントを観ていた僕たちからすれば、コメディアンとして松本人志、コント作家としての松本人志を評価し、映画監督として評価するということはまだできていないみたいだ。

ただ、本当に箸にも棒にもかからないつまらない作品であれば、誰も観ないはずである。しかし、どうも次回作に期待している僕たちがいる。実際の出来より、期待値が高い監督であると言えるし、。

ちなみに、松本人志の過去作を僕のなかで10点満点で評価するなら過去作は、

大日本人(★×4)
しんぼる(★×6)
さや侍(★×6)

というところである。人によっては大日本人を最も評価する人もいるかもしれないけど、
僕個人の期待が高いだけに、最も苦痛な瞬間も多かった映画だった。(だいたい映画監督第1作目にして、これほどパーソナルについてすでに明かされている監督がいただろうか)
一方、期待がやや薄れてからの2作目
「しんぼる」に関して言えば、その設定自体が楽しいものであると言えるし(その突拍子もない設定は確かに松本人志的だった)、
3作目、「さや侍」は、松本人志こそ登場しないが、最もテレビで観る松本の笑いをどうスクリーンで再現するかという点においては
最も成功した作品であったと思う。

北野武が本当に評価されだしたのは、4作目「ソナチネ」あたりからだ。4作目は期待できるかもしれない。
そうやってずっと「もっとできるはず」という期待感を残したままなのかもしれないけど。

僕らの世代にとれば常識、しかし若い人にはひょっとしたら知らないかもしれないけど、松本人志の本当に才気走っていた頃を知らない世代のために、
頂点となる作品集としておすすめしたいのが「VISUALBUM」(1998~1999)シリーズだ。これまで、赤(りんご)、黄色(バナナ)、紫(ぶどう)の3作が出ている。
発表当時はVHSだった。今はDVDでも出ている

2003年に未公開シーンやメイキング(通称:黄緑(メロン))を加えた「BOXセット」が出ているので、これが松本人志の映像作品の最高到達点だと思ってくれて間違いない。
この3作は文句なしに★10である。

しかし今のところこれまでの映画は、かのVISUALBUMシリーズが到達した瞬間までには達していない。
ただ、これは松本人志が、海外というフィールドを意識せず、ドメスティックな笑いにこだわったからなのかもしれないけど。

個人的にいちばん好きな松本人志作品は、「寸止め海峡(仮題)」(1995)である。僕のなかでの松本人志最高傑作であると考えているのだけど、これは今もまだDVD化されていない作品である。本人がどこかの本で、「このコントライブが終わったあとに交通事故で死んだとしたら、それはそれでありやな」的なことを書いていた。

最後に、ダウンタウンファミリーと呼ばれる人が、本日登場した映画、作品、番組にどう関わっているかをDATAとして紹介する。

【DATA】

松本人志(ご、ガ、一、寸、V赤、V黄、V紫、大、し、さ)
浜田雅功(ご、ガ、V赤、V紫)

今田耕司(ご、寸、V赤、V黄、V紫)
東野幸治(ご、寸、V赤、V黄、V紫)
板尾創路(ご、寸、一、V赤、V黄、V紫、大、さ)
蔵野孝洋(ご、V赤、V黄)
木村祐一(ご、一、V赤、V黄、V紫)
遠藤章造(ガ、V赤、V黄、V紫)
田中直樹(ガ、V赤、V黄、V紫)
山崎邦正(ガ)
YOU(ご)
篠原涼子(ご)
吉田ヒロ(ご)

宮迫博之(大)
原西孝幸(大)
宮川大輔(大)
野見隆明(さ)

<スタッフ側>
高須光聖(ご、ガ、一、寸、V赤、V黄、V紫、大、し、さ)
倉本美津留(ご、ガ、一、寸、V赤、V黄、V紫、大、し、さ)
板尾創路(V赤、V黄、V紫、大、し、さ)
木村祐一(ご、ガ、寸、V赤、V黄、V紫)
長谷川朝二(ご、大、し)
福原太(ご)
三木聡(ご)
かわら長介(ご)

テイ・トウワ(大)

白岩久弥(V赤、V黄、V紫、大、し、さ)
大崎洋(ご、一、寸、V赤、V黄、V紫、大、し、さ)
岡本昭彦(ご、ガ、一、寸、V赤、V黄、V紫、大、し、さ)
菅賢治(ガ)
斉藤敏豪(ガ)
藤原寛(ガ)

【凡例】
ごっつええかんじ=ご
ガキの使い=ガ
一人ごっつ=一
寸止め海峡=寸
各VISUALBUM=V赤、V黄、V紫、
大日本人=大
しんぼる=し
さや侍=さ

【告知】弊社の取締役、小川が文芸創作誌「Witchenkare」に寄稿しました。

告知続きですみません。

さて、弊社の取締役、小川たまかが自費出版の文芸創作誌(最近はZINEとか呼ぶのでしょうか)
から依頼を受けまして、8ページの掌編小説を寄稿しました。タイトルは「シモキタウサギ」。掲載誌は、「Witchenkare」第4号。

先ほど自費出版などと書きましたが、執筆陣には、あの仲俣暁生さんをはじめ、
林海象さん(濱マイク!)、辻本力さん(生活考察!)、長谷川町蔵さん(名著・文化系のためのヒップホップ入門!)ら豪華な執筆陣が並んでおります。

そんななかに、我らが小川が参加すると聞いて、どんな裏口参加をしたのかと思いきや、
編集者の多田洋一さんがたまたまウェブに転がっている弊社小川の文章を読んだことから、執筆陣としてお誘いいただくことになったのだそう。

なんて買いかぶり!
ひどい!
金返せ!

と言いたくなったのですがぐっとこらえ、彼女の小説「シモキタウサギ」を読んで溜飲を下げたのでした。

僕や小川と仲の良い人であれば、このシモキタウサギの主人公と“女”が誰なのか、気がつくかもし れません。

しかしここには9割のホントのなかに1割の嘘が隠されております。

主人公は男(限りなく、誰かに近い)ですが、最初に僕に草稿を見せてくれた段階では女が主人公でした。

僕はどちらのバージョンも気に入ってます。幻の草稿が見たい人は小川まで話しかけてください。

それじゃあ、最後に。

3年間おつかれウサギ! ウサギはかわいいな!

Witchenkare


【告知】デジタル系PR会社のビルコムさんとセミナーやります。 (4月17日)

以前から大変お世話になっておりますPR会社のビルコムさんからお声がけいただきまして、セミナーを開催します。
ちょっと時間がないので、取り急ぎ先方にまとめていただいた資料をコピペします。4月17日17時30分から六本木です。

●<ビルコム×プレスラボ共催>

PR担当者のためのコンテンツPRセミナー

~いま求められる注目スキル「編集力」を学ぶ~

申込HP:http://goo.gl/D21ok

 

開催日:2013年4月17日(水) 受付:17:15~ 開始:17:30~18:45

開催場所:ビルコム株式会社A会議室(定員8名)

対象:PR担当者(責任者レベル推奨)

参加費:無料

 

構成:

17:30-18:00

「PR担当者がコンテンツPRを強化する際に意識すべきこと

~1コンテンツマルチユースでレバレッジを効かせる~」

スピーカー:ビルコム株式会社取締役 野崎耕司

 

18:05-18:45

「企業がメディアとなる時代。~陥りがちなコンテンツ制作の罠とは?~」

スピーカー:株式会社プレスラボ 代表取締役 梅田カズヒコ

↓登壇者の野崎さんの共著。

【告知】新媒体の告知と、イベントのお知らせ(4月6日、下北沢B&B)

さて、このところ編集やディレクターという肩書きで仕事に臨むことが多かった梅田ですが、
久々、純粋な意味でのライターとして起用されました。ありがたい。編集作業自分でやらなくて良いのは楽ちんです。

AOLニュースという媒体で3月から記事を書いてます。下記は記事の一例

http://news.aol.jp/2013/03/20/renai-kouza/
http://news.aol.jp/2013/03/22/douteikun-renai-kouza-2/
http://news.aol.jp/2013/03/19/lunch-time/
(しまった!署名を加え忘れた)

まあ、このように、人生にとって1ミリも役立たないことを絶賛書いておりますので、ぜひ意識の高い記事に疲れたときに見に来てください。

最近僕は書き手としてはダイヤモンドオンラインとかIT mediaマーケティングとか、
堅めの仕事が多かったので、久々におバカな仕事が来てうれしい限り。もっと変な仕事来ないかな。

 

そんでもって、AOLポータルのローンチの告知をかねまして、編集のケロジャパン吉河氏より要請を受けまして、賑やかし要員として急遽今週土曜日、下北沢の書店B&Bのイベント「緊急開催!! ネットニュースの現場から2013」というイベントに出ます。(文字通り緊急開催。今日出演が決まりました)

「緊急開催!! ネットニュースの現場から2013」
4月6日
20時~
1500 YEN +1 drink order
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F

http://bookandbeer.com/blog/event/2013406_bt/

よくわかんないですけど、ネットのニュースの編集現場ではどんなことが行われているとか、給料とか、納期とか、原稿料とか、炎上対策とか、ゲスい話をたくさんするんじゃないっすかね。

※ケロジャパンの吉河さんです。吉“川”さんではありません。お詫びして訂正いたします。(2013,04,05)

 

出演者の梅田さん
出演者の梅田さん

 

【本】文化系トークラジオ Life のやり方

Life のやり方」を読みました。TBSラジオの月末の日曜深夜、月に1回の3時間の生放送のこの番組を、僕は楽しみでよく聴いています。この番組は、僕より一回りほど上の世代の社会学者・ジャーナリスト・編集者・ライターなどが出演する番組です。この番組への出演をきっかけに、メディアでの仕事の幅を増やした人は少なくありません。

多くの人がこの番組には関わっていますが、ビギナー向けに2人だけ挙げると、津田大介さん(@tsuda)、古市憲寿さん(@poe1985)などが挙げられます。特に津田さんは『Twitter社会論』(2009)で注目を集める前からの出演者で、もちろんこの番組がなかったとしても注目を集めた奇才の人であると思いますが、津田さんの才能に早くから気づいていた番組ということは間違いなく、先を読む力が番組にはあったということでしょう。

Life パーソナリティ一覧
http://www.tbsradio.jp/life/personality.html

Lifeの首謀者であるTBSラジオのプロデューサー、長谷川裕さん(番組内での通称:黒幕)による何か新しいものが生まれる前のようなワクワク感を記した第1章、震災直後の異様な熱気に包まれた放送回の書き起こしを含む、ここ1,2年の名場面を活字で読む第2章、この番組のメインパーソナリティであり、関西学院大学の准教授である鈴木謙介さん(番組内での通称:チャーリー)の番組の種明かし的なインタビューの第3章、そして4章には出演者のリスト。

憎い演出が、“はじめに”を斎藤哲也さん、“あとがき”を速水健朗さんのお二人が務めているところだ。この2人とメインパーソナリティ、黒幕との関係性は本書を読んでいただくとして、この本はメインパーソナリティのチャーリーが持つ、二面性というか、多様性というか、網羅性とでも言うか、そういうものを内包した本であることは間違いないだろう。

この本のなかで僕がもっとも感銘を受けたのは、黒幕による第1章だ。この番組は、例えば「紅白歌合戦」のような誰もが知るポピュラーな番組にはならなかったが、ある地点では確実に世代交代を起こしたきっかけを作った番組だと思うし、そういう意味で世の中をちょっとだけ動かした番組であるのだろう。だけど、そういう大きな力は、それほど異能ではない一人によってはじまる。

「ブログを読んで気になったから」と言って後のメインパーソナリティとなる社会学者・チャーリーに会いに行ったり、mixiのコミュニティに書き込んだりしていたり、下北沢の居酒屋で打ち合わせをしたりして番組を作っていく話は、僕たちの日常そのものである。何か新しいことをはじめる場合、どこにでもある話をどこにでもあるように書いた第1章には、凡人の僕らが何か新しいことをはじめる際の参考になるし、僕らにでも何かできると思わせるものがある。

ちなみに、この番組にはこの本以外にかつて一度だけ本を出したことがあった。

文化系トークラジオLife(2007)

こちらもアツイトークが展開されているのでチェックしてみてください。

4月から、Lifeは隔月放送になる。どんな変化が訪れるのか、僕はこの耳でちゃんと聴いていたい。番組の発祥の地ともなった居酒屋「にしんば」があった下北沢は、駅が地下化した。春はいろんな別れと出会いがある。どうせなら、別れを惜しみながら、それ以上大きな出会いに期待したい。期待する方に賭けたい。